収録曲
1.グルック「妖精の踊り」
2.サン=サーンス「白鳥」
3.ドヴォルザーク「わが母の教え給いし歌」
4.パラディス「シシリアーノ」
5.チャイコフスキー「感傷的なワルツ」
  深い弦楽器の響き、特にチェロの音色によく合うこのチャイコフスキーの作品は、これまでにも数多くの編曲が施されていますが、特に、舞踏のテンポの中にあってチェロとピアノが会話を交わすような表現ができるように努めました。ワルツは3拍子の舞曲である事は言うまでもない事ですが、4小節がひとかたまりのフレーズとなって揺れ動く事を編曲の上で強く意識しています。演奏される際に注意していただきたいです。舞踏の動きが最高潮に達した時、伴奏は失くなってチェロのカデンツァとなります。自由な部分ですが、ワルツの断片をそのままちりばめてあります。イン・テンポでの演奏が望まれます。
6.チャイコフスキー「ノクターン」
7.ポッパー「タランテラ」
8.マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ・ファンタジー」
  イタリア・オペラの代表作、P.マスカーニのカヴァレリア・ルスティカーナの前奏曲と間奏曲をひとつにまとめてみました。懐かしい風景を思わせるようなゆったりとしたオーケストラの響きを、そのままチェロとピアノのアンサンブルに写し、特に親しまれている間奏曲をチェロでのメロディーの演奏が引き立つようにと、原曲よりも6度高い調に変えています。ゆったりした中にも高揚する感情を表出させるような演奏が望ましく思われます。
9.フォーレ「夢のあとに」
10.グラナドス「スペイン舞曲」より“アンダルーザ”
11.ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」
12.カサド「愛の言葉」
13.ラフマニノフ「ヴォカリーズ」
14.シャブリエ「アルバムの一葉」
  ピアノ曲である原曲は、優雅で華麗なワルツのテンポでありながら、少しでもバランスを崩すと微細な和音の響きが壊れてしまいそうなデリケートな印象を持ちます。のびのびとした、4小節でひとかたまりのメロディーのフレーズをチェロに任せながら、その透き通るようなハーモニーを担当しているピアノの響きに旋律が溶け込むよう配慮したいものです。弱音器を付けて演奏してみるのもお薦めします。
15.シューマン「アダージョとアレグロ」
16.カタロニア民謡「鳥の歌」